デカール用白トナー搭載レーザープリンターのメンテナンス

必須作業ではありません

用紙設定を間違えてトナーが完全に転写ローラーに定着してしまった場合の応急処置です。通常の使用状態では作業不要です。

弊社で販売しているレーザープリンター用白トナーですが、2017年12月13日出荷分より仕様が少し変わっております(詳細については商品ページをご覧ください。印刷品質が向上した代償として扱いが難しくなっています)。

用紙設定を間違えて使用した場合や、クリアデカールTH以外を使用した場合に、転写ローラー(後述)に未定着のトナーが付着し、良好な印刷が得られなくなることがあります。仕様変更後は、前者の用紙設定がシビアになったこともあり、間違えて印刷した場合に転写ローラーへリボン状に付着します。

 

目視で確認できる具体的な事象として、ベタ部に抜けが出たり、細い文字の一部分だけ印刷されなくなるなどが見られます。その場合に次の2種類の洗浄方法である程度復活させることができます。

 

転写ローラーは消耗品です。2つ目に紹介する分解洗浄は、応急処置です。元に戻せないなど故障の原因にもなりますので機械の扱いに慣れていない方は外さないでください。

簡易清掃

画像真ん中の白いトナーが付着しているローラーが転写ローラーです。この画像は洗浄後です、このくらいの汚れであれば印刷に影響が少ないです。

 

洗浄前に電源を切ったあと、前面トレイを開き、露出している洗浄ローラーを洗浄します。使用するのは養生テープ(寺岡製作所 PカットテープNo.4140推奨)でダストを貼り付けて洗浄します。ほかの養生テープでも使えますが、スポンジローラーに対しても糊残りがしないものを選んでください。洗浄が逆効果を産むことがあります。

時間はかかりますが、貼って剥がしてローラーを回してを繰り返して洗浄できます
時間はかかりますが、貼って剥がしてローラーを回してを繰り返して洗浄できます
養生テープを押し付けながらローラーを回転させて汚れを取っている図
養生テープを押し付けながらローラーを回転させて汚れを取っている図

目視できるトナー粉が残っている状態でも、印刷に影響ないレベルまで洗浄可能です。印刷直後は清掃をしないでください。やけどします。また消耗品のためかえって痛めることがありますので、応急処置として清掃してください。

分解洗浄

プラスドライバーでローラーが外れるまで分解可能です。水洗いでトナーが洗浄できますが、よほど汚れない限りはこの作業は必要ありません。水洗浄後は低温乾燥機などで乾かし、完全に水分を取り除いてから元の場所に戻します。

 

・プラスドライバー(No.2くらいのもの)

・シリコン系グリス(呉工業 シリコングリースメイト推奨)

 

分解洗浄は、元に戻せないなど故障の原因にもなりますので機械の扱いに慣れていない方は外さないでください。

緑のレバーを操作してユニットごと取り外します。
緑のレバーを操作してユニットごと取り外します。
画像のツメを押してローラー部が回転させて内側が露出します
画像のツメを押してローラー部が回転させて内側が露出します
バネが外れますが、取付時に画像の位置に再度挿せば固定可能です
バネが外れますが、取付時に画像の位置に再度挿せば固定可能です
金属板を固定しているプラスネジを2箇所外します
金属板を固定しているプラスネジを2箇所外します
裏面のツメを押すとローラーが外せるようになります
裏面のツメを押すとローラーが外せるようになります
ローラーが取り外せます。水洗浄後に樹脂と金属軸が接する部分にはシリコングリスなどの塗布が必要
ローラーが取り外せます。水洗浄後に樹脂と金属軸が接する部分にはシリコングリスなどの塗布が必要

あとは逆の手順で組み立てていけば完成です。画像程度の汚れであれば問題なく印刷可能で、分解洗浄自体が不要です。用紙設定を間違えて白トナーがローラーに完全に帯のようについてしまった場合に分解洗浄で取り除くことができます。

用紙設定を間違えてトナーが完全に転写ローラーに定着してしまった場合の応急処置です。通常の使用状態では作業不要です。